先日、オンラインセミナ-があり、アトリエフルカワ一級建築士事務所の古川泰司様の講演をきく機会がありました。
「森とつながる建築」と題した講演で、大型の保育園を無垢の木材オンリ-で設計監理されたという興味深いお話をされました。鉄筋コンクリ-トでなく、集成材を使わず、無垢の木材だけで建てたとのことです。
そして、見学者からは「子供たちを邪魔しない建物ですね」との言葉をいただいたそうです。
まさにこの言葉が設計者古川氏の想いのすべてだと思います。
言葉をかえれば無垢の家は「森の中にいる安心感を子供に抱かせる」となると思います。
本日、義母が入所している鉄筋4階建ての立派な介護施設に面会に行き、まったく真逆のことを感じたので
講演の内容を思い出し、書いた次第です。
これから、政府も木材利用支援のため公共木造に補助金を出すなどするようですが、
子供たちの健やかな成長と高齢者の健康な老後のためにも介護施設、学校、保育園など大型物件も
無垢材を使った人に優しい木造建築になればとよいと思います。