自分が生まれ育った伸びやかで開放的な生活環境を栃木での新しい暮らしにも取りれたいとお考えだった種子島出身のご主人
そんなT様ご夫婦が気に入られた栃木のスポットが歴史と情緒がある街として名高い栃木市嘉右衛門町でした。
心和ませる昔懐かしい、のどかな街並みの空気感を住まいそのものにも表現したいとのご要望に対し、
弊社では、趣を感じられる住まいをご提案しました。
65年以上歴史をもつ製材業がル-ツの弊社では、国産の無垢材と自然素材への強いこだわりがあります。
T様邸もすべて自然素材を使用、「ねずこ」や火防の「秋葉杉」といった貴重な木材を贅沢に使いました。
住まいの中央にある立派な大黒柱は2階まで届き、古材の梁と共に開放感を演出しています。
さらに間仕切りを少なくし、自由度ある設計を展開。
ご家族の主な生活空間となる1階フロアは実際に栃木市の民家で使われていた古材や建具を用い空間の雰囲気を変える工夫を。
2階の主寝室も仕切りドアを付けず、古材の化粧梁を用いて空間を分けました。
腕のある職人だからこそ実現できる『黒竹竿縁アジロ天井」や木目を生かした流れるようなデザインの造作家具など
古きを訪ねて新しきを知るまさに『温故知新』を表現したT様邸はご自身のライフスタイルを大切にした現代の日本住宅。
T様が思い描いた蔵の町の佇まいを随所に感じる、情緒ある住まいとなりご家族の皆様にも大変ご満足いただけました。