すべてがAIにより処理されるデジタル社会が近づいていますが、
そんな時代には敢えて、手を煩わせる事も新鮮な気がします。
時代に逆行するようですが、デジタル製品よりアナログ製品、高速道路より旧街道、
など古いものほど味があり、人間くささがあり愛着が沸きます。
すべを合理化するよりも、時には不合理、不便さを楽しむのも一興かと思います。
東京の高速道路が前回オリンピックのときに江戸時代の運河の上に作られたのように
イタリアのベネチアの水路を日本なら、その上に高速道路を通してしまっただろうとかよく言われますが、
ベエチアでは水路を観光資源としても活用し、時は水浸しになり不便な思いをながらも、今でも重要な市民の交通手段として利用しています。
日本では、今になって、日本橋の上にかかった高速道路を景観回復のために撤去しようとの話もあるようです。
家創りにおいても、でき合いの企画化された新建材を多用し、
合理的に短期間で仕上げてしまうような家では長持ちもしませんが愛着も沸きません。
お客様の想いを引き出し、いかにお家づくりの中にそれを具現化するか、そこにこそ家創りの醍醐味があります。
職人の腕を最大限に引き出し、極力、手仕事により、丁寧に仕上げていくことこそが重要です。
それによって、我が家に対する愛着が沸き、飽きのこない、住めば住むほど経年美が出てくる木の家になります。
ネクストワンはコスト面も考えて、機械化するところはして、お客様個々の自分らしさにこだわるところは大いにこだわっていただき
リーズナブルでメリハリのあるオンリ-ワンの家づくりを今後ともしていこうと考えています。