今度の新型コロナウィルスの世界的な流行は人による
生物の多様性の破壊が原因といわれています、
環境破壊やそれによる気候変動が動物にストレスを与え、
免疫力低下により動物の体内で今まで共生してきた
ウィルスが体外に飛び出してきて、人に感染したとされています。
それは、経済を第一主義に考え、自然を好き勝手にコントロ-ルできるという
人間の傲慢さに依頼すると思います。
今回のコロナ騒ぎはワクチンが開発されれば、そう遠くない将来にに収まるとは思いますが、
これからは人がいかに自然と共生するかというテ-マを今までにもまして真剣に考えていかないと
単なる対処療法だけでは次にくるコロナはもっと強力なものになるかも知れません。
家づくりにおいても、自然環境に負荷を与えないこと、
そして自然といかに共生する生活をするかが重要なアイテムになってくると思います。
最近の住宅は外の自然を遮断し、断熱性、気密性など重視し、機械で強制喚気する、
室内ばかりに重点をおいたものになっていますが、
今後は外の自然といかに上手にかかわって、パッシブに暮らすかが大切になってくると思います。
自然に逆らわず、自然と共生する家づくりです。
また、レジ袋有料化やプラスチック製ストロ-の廃止など環境に配慮した政策が取れ始めていますが、
住宅においてもプラスチック製品やビニ-ル製品を使用しない、無垢の木材や土など
自然に戻る素材だけを使って建てる家がこれから重要になってくると思います。
そして、何より重要なのは、20年、30年で壊れてしまう接着剤を使った
合板や新建材や集成材を使った貼りもの家でなく、
何世代も住み続けられる本物の家を創ることです。
それが廃材を出さない環境に配慮したこれからの人と自然にやさしい家創りです。

 

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