性能を競うようにC値・Ua値など数値をアピ-ルする会社がありますが
住み心地と性能数値とは必ずしも連動しないとの研究結果が出ていますので
ここでご紹介します。

体感温度
寒さと暑さを感じる感覚は室内温度ではない。
木のベンチは快適だけど、鉄のベンチはおしりが冷たい
同じ温度なのに体感温度が全く違う、
私たちが感じる「暖かい」・「寒い」という体感は温度に反応するのではなくて
自分たちの体温がいかに早く移動したかによって決まる。
この不思議なメカニズムを「体感原理」と呼ぶ

木のベンチ→ネクストワン標準仕様の厚さ30mmの杉無垢フロ-リングは素足で歩くと
床暖房と勘違いするほど暖かく快適!

気化熱
湿度が高い部屋のほうが暑い
同じ温度でも湿度が低い部屋のほうが涼しい
洗濯物でも、湿度が40%の部屋と湿度80%の部屋では
洗濯物が速く乾くし、汗も湿度40%の部屋のほうが蒸発が早いので涼しく感じる。

ネクストワン標準仕様の栃木県産漆喰壁は調湿作用に優れ、湿気を冬は放湿、夏は吸湿し、
通年で湿度50~60%をキープ、快適空間を実現
 

 

気流
夏、風のある日は涼しく、風のない日は暑い。同じ温度なのにどうして?
空気が動いて皮膚にあたると皮膚の表面から熱が空気とともに移動します、
これが気流です。風は熱の移動を早くする働きをするので、同じ気温でも風があると涼しく感じる。

ネクストワンの家は南面の大きな掃き出し窓から、北面の窓に風が吹き抜けて、
夏は室内の熱気を外に逃がし、
熱の移動で体感温度を下げ、冬は掃き出し窓を通し、
暖かい日差しを室内に取り入れて快適空間を実現している。
 

輻射熱
体感温度を計算してみると、日常感じる体感の原因がわかる!
たとえば夏の暑い日、気温が同じでも周囲にあるものの表面温度が違えば、体感は変わる
夏にトンネルの中を歩くと涼しいが空気が冷えているのではなく、トンネルの壁の温度が低い
トンネルの壁に体温がスっと奪われるため、涼しいと感じる。

弊社の家は深い軒の出で外壁に当たる直射日光を遮り、外壁の表面温度を下げることで体感温度が低くなり
涼しさが感じられる快適空間を実現している。
  

総括
数値を稼ぐために開口部を少なくしたり、サッシや断熱材の性能をアップも必要ですが、
その前にコストの掛からない、自然を生かし、自然と折り合いをつける家づくりが
より大切だと私は考えます。また、それが地球環境に優しい本当のエコロジ-だと思います。

 

 

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